アジャイル開発?!

年齢から言っても私はIT初年度世代です。
Macintoshが初めて登場した頃…まだ20代前半でした。
それから就業中の地図の出版社でDTPがスタートし、
その初代プロジェクトに関わったのが20代後半です。

出版社と言うと最初にしっかりとした仕様書がないと何百ページもある地図本は出版に至りません。
特に外部発注となるとその仕様書を編集者がまとめない限り、
バラバラなデザインで仕上がってきてしまいます。
そうならない為に仕様書作りは編集者にとって
重要な仕事の一つと言っても過言ではありませんでした。

DTP導入直後にWEB、モバイル業界の方に転身したわけですが…
あの頃はまださほどグローバル社会化は進んでいませんでした。
そこでディレクターとして様々な企業に派遣され、
様々な経験を積んでフリーランスになったのが30代中盤。
最初の数年は絶好調で各IT企業とのパイプもあったのですが、
自開発を重点的にやってきた為、しばらくIT企業から遠ざかっていました。。
(それだけではない事情もありましたが…)

が、最近、プログラムの基礎も備わったし、
収入的観点からも復活してみようかなと思い、
リモートでできる案件を探していて募集要項でよく目にしたのがアジャイル開発というやり方。

アジャイル開発とは何なのか?
大まかに言うと
「迅速に事を進める為に大まかな仕様で少人数で臨機応変に開発する事」
らしいです。

って事は…私は一人でデザインもプログラムもPRもやってきていたから、
もしかしてアジャイル先駆だったって事か?(笑)と思いながら…。

ここ数年、自開発と共に日雇い派遣に登録し、
自宅近隣の倉庫や工場を何十社と見て回ってきました。
自開発(IT)が半分、バイト、日雇い(リアル工場・倉庫)が半分と。

そんな中、ディレクター観点から見た優秀だなと思える
リーダーがいた企業はほんの片手ほどでした。
なかには日雇い派遣やパートの女性陣に頼り切っていて、
一体社員は何をやっているんだろう?と感じる企業も多々ありました。
しかもほとんどが重労働、誰もがやりたくないような事が
日雇い派遣やパートさんの肩に伸し掛かってきていましたね。。
私も何度筋肉痛や危険と戦ってきたか(大げさ?笑)
出版、IT業界で育ってきた私にとってはこれが同じ国なのか?と何度思った事か。

そんな中でアジャイルな如く(笑)
アプリ、キャラクター開発をしてきたわけですが…
最近のIT業界の動向を見て…
もしかしてIT業界の後輩たちもアジャイル開発って
その工場や倉庫仕事で感じてきた事と似たような意味あいで
使っている可能性はないかな?と感じ取りました。

少人数の方が迅速に事が進む事は確かだと思う。
ただ、発注側が何も決めないで外部委託や派遣社員に仕事を振ってしまうと言う
勘違いも生まれやすくなっているのではないか?とも感じます。(丸投げ)

もちろんIT業界の働き方はほとんどがアメリカ方式です。
私もその中で育ってきました。ディレクターの仕事術とかチームの作り方、役割分担ね。

アメリカと言えばIT大国。
その国から発信されたこのアジャイルと言う新しい働き方は
ハッキリ物事を言うアメリカだからこそ成り立ったのかもしれませんね。
アメリカには小さなチームでも迅速に進められる強固な判断力と、
レベルの高いチームリーダーが存在するんだと思います。
そうでもなければプロジェクトは空中分解のまま終わります。

日本の場合はこの強固な判断力を持ったリーダーと言うのがなかなか誕生しません。
なぜならば、共感国だから。人と違うことを恐れる習慣国だから…。
いわば「事なかれ主義」とも言う(笑)
意見を言わない、言えない、耐えてしまう。。


実際はどうかまだ解りませんが、仕様が決まっていない段階での発注で
何度も痛い目にあっているフリーランスの一意見として聞いてください(笑)

アジャイル開発は強固な仕事術や経験からの判断力を持って
指揮していけるチームリーダー(ディレクター)が存在しないと成り立ちません。

アメリカや諸外国から入ってくる仕事術の意味を勘違いして捉えないよう、
私たち世代が頑張らないといけないのかもしれませんね。
まさに「未来へつなげる」と言うコンセプトにピッタリなのかもしれません。
って事でだいぶ生活にも余裕が出てきたところで
仕事術を綴っていこうと思います。

下記URLページでアジャイル開発の真髄が綴られてますよ。
本当にとても上手くまとまっていて解りやすかったです。
アジャイルを成功させるために理解しておきたい本質

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