理解できましたか?





IT初年度世代である私ですが…
しばらく業界から離れていた間にかなり変わっているようで、、、
他社様の仕事を手伝うと戸惑うことも多いです。
まず何に戸惑ったか。
フリーランスになった当初、業務委託で数社様と契約を結んでいました。
数社と契約できるということは一つ一つの業務に時間の拘束が
ないから出来ることです。
が、現在業務委託(プログラム)で働こうとしても
何故か時間縛りがあります。週5〜とか9:00〜とかありますね。
そうなった理由を調べてみると請負型契約で成果品を納品してもOKが出なかったり、
発注内容と違うなどと言われ対価が払われないといった
いい加減な企業が続出したらしく、、、準委任型の契約が増えたようです。
ですが、準委任型の契約は週5〜とか9:00〜18:00との時間を拘束してしまうと
指揮命令になり偽装請負になってしまいますし、
社会保障も無いのに雇用と同じ働き方をしなければなりません。
それがどうも納得のいく法律内の契約形態ではないと、、、
国にも散々言ってきた訳ですが。
もう一つ。
最近、WebToomカラーの仕事に応募、
ワークサンプルテストをやってみました。
業務委託で時間拘束はなく出来高制だったのですが、
かなりの手間の割には安価で、単純計算してみると
おそらく最低時給にも満たない額で発注されています。
私はフリーランスになってからObjectiv-CやSwiftを学んだのですが、
その前はプロジェクトに対してのトータル的なディレクションをしてきました。
ディレクターになる前にはIllustratorやPhotoshopなどのソフトを使い
実制作にも携わってきたのでソフトの使い方は慣れています。
そんな私からみてもだいぶ低額設定なのではないかと感じました。
発注側の企業様に言いたい事は山ほどあるのですが、その中からひとつ。
PC系の業務委託及び在宅勤務はPCは自分で準備していますよね。
技術系の仕事になると高スペックのPCを購入しないと動きが遅く、
捗らない可能性もあります。
またIllustratorやPhotoShopはソフト代金もかかる為、
初期投資額も高額になりますが、
その辺さえ加味されていない低額設定が気に掛かります。
この設備(PCやソフト)、
社員やバイトで会社に出向いて作業すれば会社側が準備するわけで、
それを外部に出す場合はその設備代がないわけですから、
その辺も加味しないと発注側(版元)が大儲けするだけですよね。
ということで久々に戻ってきたIT業界は
ヒルズ族と言われて技術力があれば自由に働いていた時代とは
少し異なる性質になってしまった事に残念さを感じました。
それを踏まえて国も動きだしましたので、
仲介業や発注側(版元)のみなさま、再度見直しをお願い致します。
公取委、フリーランス発注元3万社を調査 取引環境把握