魅力のない職場と思われたのは何故か?

新年明けましておめでとうございます。
本年もIT業界における問題点と真摯に向き合っていきますので、
何卒よろしくお願い致します。


さて、前回のBLOGに「NewYorkTimes」に記載されていた内容を書きました。
読んでいない方は一読頂けると今回の内容が解ると思います。

海外エンジニアが日本を選ばない理由は「魅力のない職場」だからだと
書かれていた訳ですが、なぜ「魅力のない職場」になったのでしょうか?

私がフリーランスになったのは約15年前。
直後にはディレクターとしての業務委託案件がたくさんあり、
それなりの年収になっていました。

なぜ、派遣社員で六本木ヒルズまで通っていた頃よりも年収が良くなったのか?
何故だと思いますか?

ほとんどの案件が業務委託(請負)だった事もあり、
1ヶ月に数社様の仕事を手伝わせて頂いていたからですね。

1ヶ月に数社様という事は?

そう、今のように時間縛りのない案件ばかりだったから可能だったのです。
それだけ業務委託には柔軟性があり、
フリーランスにはもってこいの契約方法でした。
もちろん責任は伴いますが。。。

それなに現在はなぜ?業務委託案件なのに
週5、9:00〜18:00なんて縛りがあるのでしょうか?

私が就業していた頃の開発費用の計算は
技術料 + 工賃(人月) だった気がするのですが。
車の車検の明細を見て頂けると分かりやすいでしょうか。

明らかに準委任は技術職には不向きだと思われますが。
この辺を理解されていない仲介業社が多すぎませんか?
…なのでアメリカの半分の価値しかなくなってしまったのですね、
日本のエンジニア陣は。

エンジニアが約80万人不足すると試算されている理由も
海外エンジニア陣に魅力のない職場と言われる理由も
よくわからなくなっている契約環境にありませんか?
業界経験のない仲介業社の皆様、これがここ数年?の結果ですよね?

一体、何があってこれまで技術者が育っていないのか?
現実を見据えて改善していかないと優秀な技術者は育ちません。
今年のIT業界、新しい何かが生まれてくるのでしょうか?

結局、いい加減な契約形態が仲介業社をも
淘汰しなければならない時代にしてしまったようですね。

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