1年に及ぶ調査結果


19歳の時にものづくりに関わりたくて某出版社の編集部へバイトで入り、
時代の移り変わりに乗るようにWeb/IT業界で20年近く編集/ディレクターとして働いてきました。
30数年経った今でも物づくりへの情熱は消えてはいません。

ただ、フリーランスになってからの約15年ですが、
そのうちの約10年間を独自開発(iOS)をしながら他業界で働いていたりで
約10年ぶりに元の業界で働いて感じた事は
WebにiOS、Androidなど言語の異なるメディアが増えた事で
まとめるリーダー(ディレクター)は相当の知識が伴っていないと無理
だろうなと。
それはそれで大変な事だな〜と思いながらも、
技術的に話が通じないリーダーと共に働くことの大変さも理解できました。

「Javaは得意だけどiOSはあまり知らない、詳しくない。。。」

なんて事を業務委託先(数件)のリーダーが言っていましたが。
まぁそれぞれ似て非なるものなわけですよ、本当に。
その辺をまとめられる人材を育成する事が大切なんでしょうかね、企業側は。

それとは別に仲介業社が増えすぎている事への混乱や、
中間マージンを抜かれている事で日本のプログラマーは世界的にも価値が低いようで、
年々日本のプログラマーは減っているそうです。

そりゃそうだ。難解なプログラム技術を頭を痛めながら身に着けたのに
20万〜多い所では30万と言う中間マージンが発生していて引いていかれる。
それだけでもモチベーションは下がりますよね。
技術的には上級者レベルの仕事なのに中間マージンを引かれていることで
中級者レベルの対価(開発費)になってしまうわけですから。
プログラマーとしてはモチベーションは下がりますし、
先方との業務内容にも食い違いが出てきてしまいます。

モチベーション問題だけでなく、
日本の法律では国の認可を得ている派遣会社以外は
労働者(技術者)の対価(開発費)からマージンを抜く事は禁止されています。
それでも平気でWeb上に中間マージン額を載せている仲介業社
もいますが、
明らかに中間搾取詐欺の自己申告ですよ。
業務委託斡旋の場合はあくまでも紹介業であり、
企業側に紹介料を請求しなければなりません。


あとは偽装請合が多い事。
1年で数件の案件をやりましたが、ほぼ偽装請合。
業務委託斡旋の場合は紹介(仲介)業社と労働者(技術者)が委託契約する事はありません。
これをやった時点で使用者不明型の偽装請合になります。
なので業務委託で募集する時は企業と労働者が直接契約をして
仲介業社は紹介した対価として紹介料を企業に請求するが本筋です。

ただ、最近大手仲介業社が変わってきた事で徐々に偽装請合がなんであるのか?
理解されてきたのではないでしょうか。

1年色々な仲介業社に面談して頂き、数件実務レベルで働いてみましたが、
まぁプログラマーの価値が低いと言われて当然な環境下であった事は
間違いありませんでした。

さて、だいぶ理解されてきた事と思いますので・・・・
大手仲介業社が発している言葉に中小仲介業社がどう対応、改善していけるか?
日本のIT業界の未来がかかっていると言っても過言ではない程、
仲介業社経由でないと企業側も労働者側も目的を果たせない環境下になっていますので、
仲介業経営者の皆様、どう改善していけるのかが勝負です。楽しみですね。

https://levtech.jp/partner/guide/article/

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