プロデューサーとプレイヤー


前回のブログでクリエイティブとアーティストの差を書きました。
今の日本、本当に曖昧な事が多くて、
このままいくとおそらくグローバル社会では生き抜けないと私は読んでいます。

ひとつ、ひとつ紐解いていくと浮かび上がってくるのが、
役職や海外から入ってくる英語の意味合いの捉えられ方が
違う事が原因なのかもと思うようになってきました。

今回は某世界トップクラスのキャラクター企業案件に
ディレクターとして参加していた時代のチーム編成を例にします。

・クライアント側
◎ プロデューサー 1名 
主にサイトの方向性や売上向上を指揮する人
◎ 担当者 1名

主に請負チームとのやり取りや進捗具合を調整する人

・請負制作チーム側
◎ 営業 1名
主に制作費や月の売上を管理し、クライアントと交渉する人
◎ ディレクター 1名
主にクライアントの意向を聞き、コンテンツに落とし込み結果へ導く人
人員管理、制作スケジュール、マーケティングも込
◎ アシスタントディレクター 1名
主にサイトの表示エラーや画像加工等を行う人
◎ イラストレーター 2名(外注)
企画の方向性を得意とするイラストレーターを選出
◎ プログラマー 1名
主にサイト更新や特集などの企画物の開発を行う人

モバイル(ガラケー)と言う事もあり、
チーム的にはあまり大きくありませんでしたが。
思えば既にアジャイル開発ですよね?(笑)
あまり大きくないチームなのでディレクターがやるべき業務が多かったのも確かです。
クライアントからの要望に答えられるマーケティング資料や企画書作り。
そこからミーティングで決まったことに対しての人員管理と資料、仕様書作り。
某世界最大手の会社ですから世界観管理も大変なものでした。
今はこの部分をディレクターとプロジェクトマネージャーで受け持っているようですね。

このチーム編成でいうプロデューサーとプレイヤーはどの部分の人の事なのか?
プロデュース側はプロデューサーとディレクターと営業。
プレイヤー側はイラストレーターとプログラマー
どっちが偉いとかそう言う関係性ではなく、役割として捉えて下さいね。

次に何が違うのか?
プロデュース側は常に世の中に与える影響力や費用対効果を考えてアウトプットしようとする
プレイヤー側は才能があるばかりに自分の好きを追い求めてしまう傾向がある
そう、プレイヤー側はその物事に対して才能がある人なのは言うまでもない事です。

例えばビジネス音楽がわかりやすい例で、
プロデューサーとプレイヤーは衝突しやすい相対関係にあります。
何故ならばプレイヤーは才能があるから自分の好きを追い求めたり、
技術的な高さを示そうとしたりします

が、プロデュース側は世の中の流れ(時流)を読み、
その時代のニーズに合った音楽を作ろうとします。


ここが衝突しやすい原因の一つなのですが、
やはりビジネスですから多くの人に聴いてもらい、
その対価としての売上がなければ優秀な人材も雇えない、
音楽を続ける事も困難になってきてしまうのは当たり前の話
だと思うのですが・・・。
今の日本はなんてサークル的のりのビジネスが多いのでしょうか。

そのせいか今の日本音楽は散々たるもので
ほとんど続けられる人がいないのでは?と感じてます。

高い技術?(めちゃくちゃ?自己陶酔?)を示したいのもわかる、
だけど人はどういった時に音楽を聞くのかもよく考えようよ
これがプロデューサーとプレイヤーの違いなんだな、きっと(笑)。

自分の好きだけで生活できればそれに越したことはないですよね。
きっとそんな人は世界人口の中でほんのひと握りなのではないかな〜と。

あまりまとまりのない比較になってしまいましたが、
プロデューサーとプレイヤー…
以上です(笑)

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